仕事終わりのオフスイッチの入れ方

 仕事が終わっても頭のどこかで業務のことを考えてしまい、せっかくのプライベートを心から楽しめずにいる方は多いものです。心身を健やかに保つには、意識的に仕事モードのスイッチを切り、自分自身を解放してあげる必要があります。仕事モードから解放する行動としておすすめなのが、職場から自宅までの間に寄り道をすること。お気に入りのお店に立ち寄って本を眺めたり、一駅分だけ歩いて季節の風を感じたりするだけでも、仕事の緊張感をほぐす良いクッションになります。真っ直ぐ帰宅するのではなく、どこか一箇所でも自分の憩いの場を経由することで、自然と高ぶった精神が鎮まり、プライベートな自分を取り戻しやすくなります。

 そして自宅に到着したら、何よりも先に着替えを済ませましょう。身にまとっている服は、無意識のうちにその役割を維持しようとする力を持つからです。カチッとした仕事着を脱ぎ、肌触りの良いルームウェアに袖を通す行為は、自身に対して「今日の業務はすべて終了した」という合図を送ることにつながります。

 それでもスイッチが入りにくいなら、ぜひ自分なりの儀式を作りましょう。例えば、お気に入りの香りのキャンドルを灯す、好きな音楽を集中して聴く、あるいは温かいコーヒーを淹れるといった、ごく些細なルーティンで構いません。毎日同じ動作を繰り返すことで、「ここからは自由な時間だ」という心の合図ができ、自身もそれに馴染んでくるはずです。